おかあさんの請求書につっこみを入れたい【教育】

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このお話は、一人の息子と一人のお母さんによる物語です。

はじまりはじまり(わーい)

 

日本という国のとある町に一人の息子と一人のお母さんがいました。

息子は毎日手伝いばっかさせられています。しぶしぶやっていましたが、ついに我慢の限界に。なんとお母さんに請求書を書くという暴挙に出たのです。

皿洗い代20円、犬の世話代40円、風呂掃除代50円・・合計200円!

合計200円をお母さんに請求したのです!「どうせだったらもっと請求しろよ!」というつっこみは無しでよろしくお願いします。

 

お母さん、叱りとばすかと思いきや、なんと、にっこり微笑む。息子、焦る。

お母さん、あっさり請求書を受け取る。後日200円を息子に渡してしまうのです。

息子は大喜び!やったぜ、もっと請求すればお金がもらえる!よーし、次は何を請求しようかな?もっと請求してカードを買おう。デュエマのカードほしいし。うん、それがいい。

お母さん、息子の前に登場。相変わらず表情は柔らかい。手には紙が。紙を手渡しされる。息子なんだろうと思う。紙はなんと請求書。

息子、まさか仕返しをされるとは・・・!息子、焦る。いくら請求されるんだ。。ひどいよ、お母さん。。

お母さんの請求書を恐る恐る開く。すると

毎日食事を作る代0円、習い事の送り迎え代0円、あなたをこれまで立派に育てあげた代0円・・・合計0円!

息子、請求書を見て、驚嘆!そして申し訳なさでいっぱい!目には涙!圧倒的感謝と謝罪の念!!200円を返す!!

おかあさん、ごめんなさい!うわーん!!

おかあさん、にっこりうなづく。

息子は家族のことを考えてお手伝いをするようになりましたとさ、おしまい、おしまい。

 

~完~


注)ちなみにこの物語は小学校の道徳の教科書に出てくる内容を僕なりにまとめたものであります。

 

さて、請求書を出した息子のことを皆さんどう思います?親だったら、なに考えてんだこいつ!(ゲンコツ)かもしれませんね。ただちょっと待ってください。そのゲンコツはしまっておいてください。

息子といってもまだ子供ですからね。まあ、大目に見てあげましょうよ。感謝を感じない子供もいけないかもしれませんが、僕はお母さんに原因があると思うのです。(直球です)そう、あなたですよ、お母さん!あと、離婚していなければ、お父さんも!

 

まるで女神のように振舞っているお母さん、あなた日ごろから「ありがとう」って言ってましたか?息子がお手伝いするたびにありがとうと感謝の思いを伝えないと、大人でも嫌な気持ちになりますよ。もう、10歳だし、これぐらいやって当たり前でしょ!って思ってたらいかんですよ。10歳でも、やってくれたら「ありがとう」って言ってあげなきゃ。そもそもあなたがありがとうって言ってあげてたら、こんな状況うまれなかったと思うのです。何かお手伝いをする⇒ありがとうと言われる⇒あ、役に立って感謝されたんだ、うれしいな⇒自己有用感高まる⇒自分からやってみよう

という流れになるじゃないかなあと感じるわけです。たとえ、息子が長男でもですよ。お兄ちゃんなんだからやって当然でしょ!ありがとうなんていわないわよ!ふん!なんてしてたらアウトー!

 

「ありがとう」って大事だなあってつくづく思います。