【教育】信念はシンプルで強いもの
ベテラン先輩教師が職場にいるのですが、どうやら学級が崩壊する数歩手前と噂で聞いております。本当かどうかわかりませんが。
その先生はある時僕に、
「500の対策を打っても今のクラスに対応出来ない。」と言っていたんです。
様々複雑な状況がそのクラスにあるのは知っていましたが、思うことがありました。
500の対策って本当ですか?
500も対策うって対応出来ないということは何かが根本的にずれていると思わなきゃいけないと思うんです。
あと、そこまでしてまで対応出来ないぐらい学級経営って難しいんでしょうか。
そんなこと言っちゃったら若い希望ある教師は仕事続けるのイヤになっちゃいますよ。
誰も教師なんか目指さなくなってしまいます。
ベテランの先生には意地でも弱音ははいて欲しくなかった。経験を積んでかっこいいままの先輩でいて欲しかった。
苦しくても「こんなものへっちゃら!」と笑い飛ばす先輩だったらこちらはどれだけ希望をもち、勇気づけられたか。
信念はシンプルなもので強いもの
学級経営の真髄って「シンプル」だと思うんです。 その「シンプル」さが、その担任の信念だと思うんです。その信念という幹の周りに様々な策や手立てという枝葉があるはず。
その信念を子供は感じ取り、それが子供の記憶として残るんだと思います。皆さんはどんな信念を子供に残したいですか?
ちなみに僕は授業が上手な先生とか一切覚えてません。
僕が良い記憶として残っている先生は
「いつも笑顔で楽しんでいた先生」だけです。
僕にとってその先生の信念はいつも笑顔で楽しむことでした。
その笑顔で楽しむ生き様は何度も僕を勇気づけてくれました。
教師は授業内容ではなく生き様を子供に残せるんだなあっていま思います。