リアル北斗の拳〜マッドマックス怒りのデスロードを観て【映画】
映画レビューです。
かれこれ2回目なんですが、
「マッドマックス怒りのデスロード」
を観ました。
そう、世界は核勃発により、砂漠と化してしまったあとの世界を舞台にした映画です。そんな世界を支配したのは、暴力でした。そう、弱肉強食の世界を描いた映画で、設定が北斗の拳とすごく似ているんですね。
ボクはこの映画を何も考えたくないときに観るのをおすすめします。理由は、想像しやすく設定が単純だからあれこれ一々考えなくて済むからです。
暴力の世界を支配していたのは、化け物みたいなラスボス感あふれるやつ。(名前を忘れました。)
ウォーボーイとかいう真っ先に敵に突っ込んでいくような兵はみんなつるっぱげで、肌が白い。
彼らは、普通の人間(輸血袋)から血を輸血しないと長生きできません。そいつらはみんなラスボスを心酔していて、そいつのために喜んで死のうとしているのです。死んだら、英雄がいる場所で永遠に生き続けるみたく。
そう、この映画はどこかのカルト宗教を手っ取り早くイメージしやすい大変勉強になる映画なのです。
そのラスボスはある場所を統治しており、美女数人を妾として子供を産ませようとしているのです。欲望むき出しすぎて、笑えました。
そして、そのラスボスは砂漠化した世界の中で大量のオアシスのごとく水をもっており、その場所を支配していたのです。うーむ、まるでどこかの悪いリーダーみたいですね。なんて、イメージがしやすいんだ。。そのラスボスは見てのとおり、外見がプレデターなんですけど、勿論内面も腐りきっています。
ボクは、ふと思いました。なんで、こんな外見も内面も悪いやつに人々はコントロールされちゃうのでしょう。弱肉強食だからでしょうか、マインドコントロールがうまく働いたからででしょうか。ボクはここになぜか猛烈な虚しさを感じざるをえなかったのです。結局力かいってね。いつの世も変わらないんだなというのは監督は訴えかけてるのでしょうかね。
そんなラスボスのやり方に不満をもっていた女将軍の裏切りにより、物語はスタートします。女将軍は、超頑丈なオイルタンクをもって、東の緑の地を目指します。それもラスボスの妾の美女全員をこっそり引き連れて。それに気づいたラスボスは怒り、女将軍を追いかけていくというストーリーです。まさに、ラスボスによる、女将軍への怒りです。
感想としては、リアル北斗の拳を再現してくれてありがとうって感じでした。もし、本当に核が勃発して世界が崩壊したらこんな世界ももしかしたら来るのかもしれないだろうなと想像させてくれました。あ、主人公は、寡黙でかっこいい人です。