ストレスフルな子供への関わり方を考えてみた
最近怒られる資格のない子供が多いです。
明らか悪いことしてるのに注意したら反発する。口答えをする。揚げ足取る、キレて暴力を振るってくる子供が以前より増えてきたんじゃないかなって思ってます。言ってしまうと素直に自分のしてしまったことを認め、謝る姿勢をもてればいいのですが、最近はどうもそうはいきません。そうです、ちょっと物事がうまくいかないと、感情的になって暴れてしまいます。
何故こういう子供が増えてきたのか
色々考えられます。自尊感情がない(自分に自信がない)子供が多いんですが、
①核家族化が進み、多くの人達と関わらずに育ってきた。
②人格が完成する3歳までの教育で何かしら原因があった。
③なんでも買ってもらえるなど我慢強く育つ経験を経てこなかった。
④生まれつき障害に近い特性をもち、困り感がある。
大体上のことが挙げられます。
学校で暴力を振るう子供は、家で暴力を振るわれている可能性が高いです。暴言を言う子供は暴言を言われている可能性が高いです。
いい子に育つにはどういう背景があるか
いいこと言うのは子供というのは、どういう背景があるのでしょうか。これはシンプルに、
・両親の仲が凄くいい
・楽観主義な家庭からが多い
ことが挙げられます。他にも色々ありますがこの2つが明らか重要だと思うので限定して書きます。両親の仲が悪いのにどうやっていい子供は育つんでしょうか。人生完璧なことなんてないのに常に完璧を子供に求めていく中で、でどうやったら子供はのびのびと育つのでしょう。ある程度「ま、いっか。」という姿勢をもつことが重要な気がします。落ち着いてる子供の親はどの人も穏やかですよ。
ストレスフルな子供への対応
僕が思うに、今の子供ってストレスがかかりやすいですし、我慢強くなれない環境で育ってきていると思います。結果、叱られ続けたり、怒られ続けられてきた子供が多く、大人に対して不信感をもってることがあります。ストレスがかかってて、キレやすい、話をすっと受け止められない子供に対して教師はどういう対応をとればいいのでしょう。
主に2つあります。
①ストレスを発散させ、楽しい雰囲気で過ごさせること
ストレスがやはりかかっている子供は家で発散することは難しいです。学校発散させる方法を考えた方がいいでしょう。家庭に求めるのは潔く諦めましょう。発散させる方法としては、遊びや笑いを取り入れることが一番ですね。遊びは授業でも授業以外でも取り入れることが出来ます。世の中に色んな本があります。読んで取り入れていくといいでしょう。笑いですが、自分が笑えるものを見つけそれをどんどん伝えることがいいです。自分がつまらないと相手も楽しくありません。お笑いやラジオを聞いて勉強してる先生もいます。教師は戦略的に、「今日はこの話をしよう、このゲームをやってみよう」と考えておくべきです。ストレスかかってる子供は我慢強くないんですぐに飽きやすいというのも特徴です。だから365日分の引き出しをもってればいいだけの話ですね。
②信じ続けてあげること
あとは信じ続けてあげることだと思います。子供は無条件で信じてくれる人に迷惑をかけようとは思わないですし、弱いです。
「先生は、それでもあなたなら大丈夫、出来ると信じています。」
「このクラスはみんな優しい子供の集まりです。いじめなんかないと信じています。」
「物が最近無くなったみたいです。先生はこのクラスにそんなひどいことをする人はいないと信じています。だってみんないい人たちだもん。」
とかを言えるかどうかです。犯人探しとか僕は絶対にしません。教師は子供に騙されても信じ続けていく存在だと思います。あの先生に悪いことしちゃったけど、結局ずっと信じてくれたよなって思ってくれるだけでいいです。こんな私のことを信じてくれた人もいたんだ、頑張ろうって思ってもらえたら素敵じゃないですか。
子供は信じられると弱い。何故なら心から信じてくれる相手を裏切ることは本能的に難しいから。「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。」のように教師が何を言っても、結局行動を起こすのは子供自身。
— Koji Nakajima (@KojiNakaji07) 2017年6月6日
究極、他人を変えようと思うと地獄が始まる。これは学校でもそう。子供をコントロールしようと思うと辛くなる。結局、教師は騙されてもいいから子供を信じ続けることしかできない。
— Koji Nakajima (@KojiNakaji07) 2017年6月6日