父への思い【家族】

f:id:koji-blog:20180305201512j:plain

結婚式を無事終え、本日新たな気持ちで職場にいった。

そう、その新たな気持ちというのは、この左手の薬指にある結婚指輪が物語っている。

正直指輪をつけて職場に行くというのは、恥ずかしい気持ちではあるが、男にとってみたら、一人前になった証拠でもあるので少し自慢げな思いはある。世の中に認められたいというわけではないが、この世に生をうけた以上、自分を愛してくれる人と結婚はいつかしてみたいものだとは考えていたのである。じゃないとボクは後々後悔して発狂するだろうと感じていたからである。

 

子供たちからは、「結婚式どうだった?泣いた?僕たち動画で映った?」と声をかけてもらった。とてもうれしい気持ちである。「とてもやさしい先生、世界一幸せになってください。」と言ってくれたとき、思わず涙がこぼれたよ。

 

実は、自分の父親は、幼稚園を経営している。最近、仕事が忙しいらしく、体調がよくなかったみたいなのだ。結婚式の2日前には体調を崩し、入院していたらしい。前日は、仕事を休んでしまったらしい。後から聞いたことだが、心配をかけまいと当日式が終わるまで言わなかったみたいだ。衝撃だった。

 

結婚式をあげられてよかった。本当によかった。親父に参加してもらえてよかった。うれしい。これより嬉しいことはあるだろうか。本当にボクはついている。世の中どれだけの人が自分の結婚式で親が健在のまま参加できるだろうか。それを思うだけで、世の中当たり前のことなんかないなとつくづく実感するわけである。

 

今でも覚えている。ボクがまだ小学生のころ、夜中起きたとき、父親の布団にもぐりこんで一緒に寝ていたことを。もらしてしまった時、何も叱らず笑顔で処理してくれたことを。そして色々な場所へ連れて行ってくれたことを。そして、一人暮らしをするにあたって、グッチのネクタイをあげたとき、すごく喜んでくれたのを今でも覚えている。おそらく、ボクは親不孝の部分もたくさんあるだろう。ただこんなボクを受け入れて励まし続けてくれた父親は大切な存在なのである。

 

ボクは本当に幸せものだ。近い将来、子供ができたとき、ボクが父親を思う以上に子供がボクのことを思ってもらえるような人になりたいと思っている。