【雑記】「あんたの学級経営が悪いのよ!」と保護者の前で先輩に罵倒された話
僕は今小学校の担任をしてますが、毎日が正直楽しいです。色々大変なこともあるけど、この職業を選んで今は後悔は全くしていません。今のクラスの子供が5年生だからか色々な話が通じますし、優しい子たちだから日々あっという間に過ぎていきます。注意する時もあれば一緒に笑いあって過ごす時もあります。今はたまたまこういう風に幸せそうに言えますが、必死な時もありました。今日はそれをブログに書き残したい気分です。
それは、まだ産休代替教員(臨時教員として)初めて担任をもった時です。2学期から3学期までとある4年生のクラスの担任を受け持つことになりました。僕は初めて受け持つ30人の子供たちを前に緊張しながらも張り切って授業の準備をしたり、より良い学級経営しようとしていました。がここで試練の波が次々と押し寄せてきました。
試練①T君の暴走
この学年で要注意人物と言われていたT君がある時から全く落ち着かなくなってしまいました。授業中に寝っ転がったり、廊下を徘徊したり、朝会集会があっても教室で過ごそうとしたりとやりたい放題になってしまいました。2人でしっかりと話をし、結局彼は落ち着きを取り戻しました。
試練②K君のいじめ虚偽発言
K君の保護者からある時、「うちの子供が高学年の男の子に殴られたそうです。」との旨の連絡帳が届きました。管理職や学年主任に早速報告し、K君から情報収集しようとすると、K君本人はその男をよく覚えていないとのこと。そして約2週間毎日「うちの息子が誰々から殴られた、嫌がらせを受けた。」との連絡帳が届くようになりました。さすがに精神的にこれは参りました。結局、副校長と対応をし、全てK君の嘘だということが発覚したのです。
試練③女子のHさんとKさん2人組による弱いものいじめ
クラスのHさんとKさんはとてもおしゃれで目立つ子達でした。2人はいつのまにか凄く仲良しになり、着ている服も交換しあったり、トイレも一緒に行くようになりました。そして自分たちが強くなったと勘違いをしたのか、クラスの男子や女子に対して次々と悪口や挑発行為をするようになったのです。気の弱い男子は泣き、女子は2人を避けるようになったのです。終いには担任の僕に対しても舐めた態度をとるようになったのです。授業中でも「ヤダー。」とか「つまんない。」とかを一々言うようになりました。この2人を見かねてか、ある音楽の教師が片方の女子に「いつもあの子と一緒にいるのはやめなさい。」と言ってしまいました。そしたらなんと保護者から乗り込んできました。
試練④Hさんの保護者が夜遅く乗り込んでくる
Hさんの保護者は音楽の先生の発言が気にいらなく、「うちの子は悪くない!なんで仲良くしちゃいけないんですか!!「うちの子が学校行かれなくなったらどう責任をとってくれるんですか!!!」と2時間泣かれながら怒鳴られ続けました。全くその音楽教師とのやりとりを知らない僕は終始どうしていいかわからず、ただうなづいてました。
試練⑤事の発端の音楽教師の逆ギレ
そして保護者殴り込みの件が音楽教師に報告されました。苦悶の表情に満ち溢れていました。ちょうどタイミング悪く僕のクラスの保護者がいる前で「あんたの学級経営が悪いのよ!」と自分は全く悪くないと主張してきました。職員室でも嫌味を言われ、終いにはうちのクラスの音楽の授業をしてくれなくなりました。今考えたらこれは相当ありえないことでした。今でも思い出すとこの音楽教師のことが許せません。社会人として失格です。悔しすぎて僕は夜親父に泣きながら電話しましたもん。後々管理職とこの音楽教師はバトルをし、この年退職していきました。
この年、2回目の教員採用試験にも不合格となり、精神的にボロボロの2、3学期を過ごすこととなりました。
今振り返ると散々だったなあとしみじみ思うわけですが、この経験があったおかげで今の自分があるなあと実感してます。