不真面目な教師がいつもおいしい思いをする現実【教育】

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現代の教育現場はシステムが破綻しております。


どんなに残業しても仕事で成果を出しても、給料は変わらないのです。残業してバリバリ仕事する若手よりも、早く退勤して仕事をあまりしない年配の方が給料は高いのです。
 
そして、不幸なことに昇級して給料が上がっても、税金で引かれて結局あまり変わらないのです。ちーんですよ。
 
そうするとこういう考えにたどり着くはずです。だったら早く帰った方がいい。給料は変わらないのだから。と。
 
 
で、力ある人は見込まれてどんどん仕事が増えます。仕事が出来ない人には仕事が回らなくなります。しかし、組織の中には仕事が出来ないふりをする人、仕事をしませんと猛烈に拒否する人がいます。そういう人達にも仕事がまわりません。結果的に力ある人は残業し、力ない人(ないふりをしている人)は残業をしません。
 
 
どう思いますか?
 
 
給料同じなのに力ある人、仕事が出来る人に限って残業をし、家族との時間やプライベートの時間が奪われるんです。なんかズルくないですか?
 
所詮自分が良ければいいという自己中心的な考えをもっている人が得するシステムになっているのです。だからボクは真面目にやっている人が報われず、不真面目な人が得するこのシステムは破綻をしていると言っているんです。手当てなんて本当にスズメの涙じゃないですか。
 
自己中心的な人は、研究授業をしませんし、大きな学校内の仕事も引き受けないでしょう。(結局誰かがやらなくてはいけないのに。) そういう人は、若手教員に仕事を丸投げしたり、管理職に無理ですと言ったりするでしょう。
 
真面目な人は仕事を多く引き受けるでしょう。そのため大きな責任を伴います。失敗したら叩かれたり、陰口を言われたりします。プラス自分が担任しているクラスのことは全て後回しです。なので学級が荒れやすいのです。不真面目な人は逆に時間がある分、自分のクラスのことに時間をかけやすい。その結果、子供や保護者にも感謝されやすいのです。
 
 
だったらどうすればいいのか。
 
まずは管理職による平等な仕事の割り振りでしょうね。若手だからとかベテランであるとかそういうのを抜きにして、公平に仕事を振るべきです。管理職、主幹教諭を交えてちゃんと考えて割り振るべきです。そして一人一人が何の仕事をしているのか管理職は把握すべきです。管理職が甘いと、楽している、甘い汁を吸っている教員はいつも存在することになります。
 
 
プラス抜本的に解決していくには、
 
余計な仕事や行事を減らすこと
行事が多すぎるのですよ。それを最初から最後まで準備する教員は大変です。入学式、運動会、卒業式ぐらいでいいです。
 
様々な事務をこなす事務員さんの補充
印刷物や事務手続きを事務員さんにやってもらうべきです。これに時間がかかりすぎです。
 
T2で入る副担任の補充
全ての学級に常備入る副担任の存在が必要です。担任は副担任と仕事を分担します。二人で見ることで責任も分けます。初任は副担任で最初は勉強してもらいます。
 
 
教師の第一の仕事は教えることにあります。もし、事務作業の時間を教材研究の時間に当てられたら凄いことです。それで学ぶことが好きな子供が増えたらいじめや不登校の根本的解決につながるんですよ。