アメリカンスナイパーを観て思うこと2つ【映画】

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アメリカンスナイパーという映画を観ました。久々の映画でとても有意義な時間をすごせたなと思っております。勝手に思ったことを書いていきます。

 

時はビン・ラディン率いるアルカイダがまだ勢力を誇っていたときに、現地で一人のアメリカ人夫がスナイパーとして活躍する物語。監督はクリント・イーストウッド。あのグラノ・トリノとかの映画に出ていたおじいちゃんです。

 

まあ、平凡なスナイパーは実は凄腕だった。一人でなんと168人もの相手兵士を遠くから撃ち殺してしまうんだもの。味方からしたらなんとも頼りになる存在です。ただ、彼は戦争の現場にいるせいか、戦争の後遺症、PTSD(心的外傷ストレス障害)をわずらってしまう。それはつまり何かというと、ちょっとしたもの音とかにも過敏になってしまったり、暴力的になったりしまうものなのです。奥さんは、いつもあたふた大変そうでした。彼は、アメリカの平凡な生活に戻っていても、現地には命をかけて戦っているメンバーがいることを常に憂いていました。

 

時は経て、彼は少しずつ心を癒し、同じ戦争からくるPTSDをわずらうメンバーを助けるようになりました。が、映画の最後、助けようとした若者に後ろから撃ち殺されてしまいました。理由は良く分かりません。非常に残念でした。

 

この映画を観て思うこと2つあるので書いていきます。

これは完全にアメリカ側が作った映画であるということ。

アメリカが正義でアルカイダが悪という完全なスタンスで作られており、観ているこっちも気をつけないと一方的にアルカイダが悪い存在なんだと思ってしまうのです。まあ、現に9・11を引き起こしたり、自爆テロを起こしているんですけどね。ただ、彼らには彼らの正義があってその信念のもと行動しているわけなんです。戦争で自分の国を守るという大義名分のもと、双方の兵士は相手兵士を殺していきます。これだけは言えるのは、相手を殺すという点においては行動は同じであるし、同じ人間としてとても悲しい。

 

精神的におかしい人に時として巻き込まれないように

これはこの映画の主人公のように精神をわずらった人に、人生を台無しにされてしまうということは往々にしてあるということを感じました。世の中の犯罪においてもそうかもしれません。 自分の考えとは変わった人に突如巻き込まれて人生を台無しにすることなんてよくあることなんだと思うのです。何か変なやつがいたら、そいつから逃げるのは得策です。逃げるのはぜんぜん恥ではないし、時として大切なこと思うのです。自分の心が、身体が壊れる前にそいつから遠ざかることで、次のステップを踏みやすい。その嫌なことは出来るだけ早く忘れるか、自分の中で噛み砕いて消化するのがいい。